「報告・連絡・相談が大事」

Q.転職の理由は

家族のための時間が欲しくて転職しました。前職は、機器卸の営業職で、東北全域を担当してました。出張や残業が多くて、プライベートの時間が作れませんでした。1週間ずっと家を離れるような出張が頻繁にあって、酒田に戻っても残業が多かったので、自分で使える時間がほとんど作れなかったんです。

Q.転職のきっかけは

一人目の子供が保育園に通うようになった頃、子供のために時間を割いて上げられず、共働きなので夫婦の会話も減り、このままじゃダメだと思ったんですよ。エルデックに入社したのは、出張や残業が少ないと聞いたからです。

Q.実際入社してどうでしたか

その通りでした。日帰り出張はたまにありますが、泊まり込みの出張はほとんどありません。残業も月に20時間弱です。お陰様で入社1年目に二人目の子供にも恵まれました(笑)。

Q.現場業務の部署に配属後、1年程後に営業へ異動と聞きました。当社では珍しいケースですが、どこを買われて営業に配属されたと思いますか?

おっしゃる通り、最初は現場を志望したので、そうした部署に入りました。営業への異動は、前職が営業だったからでしょ(笑)。前の職場の事があったので、自分としては現場のほうが良かったんですが・・・。結局のところ、仕事の向き不向きって、自分以外の人間が決めることなのかもしれませんね。

Q.営業センスがあったからだと思います。それを何処で手に入れました?

自分で作り上げたと言いたいところですが、本当は以前の職場の上司を手本にしています。その上司とは今でもたまに連絡をとっています。

Q.その方のどんな所を見習っているのですか。

「損して得とれ」です。当初は、あまり儲からない仕事や小さな仕事でも、誠意をもって取り組むことで、お客様との信頼関係が生まれ、やがてそれが大きな仕事、長い取引に繋がる、ということです。

Q.なるほど。ただそれでは、当社で営業の結果が出るまでに時間がかかったのでは?

大変でした。最初は飛び込み営業ばかりでした。ある程度の結果が出るまで、3年かかりました。でも、その時に新規で仕事を頂いたお客様とは、今もお取引させて頂いています。自分の大切なお宝です。きっと50歳代を迎える頃には私の財産になってくれると思います。

Q.仕事をする上で他に大切にしていることは何ですか

水平展開です。私は、お客様から「お前じゃなきゃダメだ」ではなく、「エルデックじゃなきゃダメだ」と言われたい、そして当社を選んでいただきい。
そのためには、誰が担当であっても同じサービスご提供できなければならず、それを実現するには社内の営業マンと綿密な情報共有ができていなければなりません。だから、報告、連絡、相談による課内の水平展開を大切にしています。

Q.プライベートの事を伺います。祭りの神輿担ぎや子供の行事といった地域活動によく参加されると聞きました。その理由は?

単純に楽しいからです。私は生まれも育ちも酒田ですから、久しぶりに知人と会えたりするのは、本当に楽しいですよ。子供の活躍や楽しんでいる顔を見られるのも、親として嬉しいですしね。

Q.仕事熱心なあなたのこと、他に理由があるのでは?

そうした活動が仕事に繋がっているんじゃないか、ということですか。いやらしい事聞きますね(笑)。でも実はその通りなんです。繋がってるんです。ただし、言っておきますが、プライベートの場では、「私はエルデックに勤めてます」なんてことは絶対に言いませんよ。

Q.それではどうやって仕事に繋げているんですか

ですから、自分からは繋げてません(笑)。 私がエルデックにいることを、恐らく私のお客様から聞いて、仕事の相談の連絡が私に来るんだと思います。

Q.そうした繋がりのお客さんはどの位おられますか

そんなこと言えませんよ。本当にいやらしい事を聞きますね(笑)。でもけっこうな数です。だからと言ってそのために地域活動したりはしません。
これからも私としては地域活動における異業種の方々とのお付き合いが一番大切です。様々な年齢の異なる分野の方々から、色々な話を伺えますから。その中には貴重な情報が結構あるんです。自分の会社、自分の知っている分野だけでは、広がりがありませんから。

Q.いやらしい事ばかり聞いてごめんなさい。只今当社では営業職希望の社員を募集してます。どんな方に入ってもらいたいですか。

人の話を聞ける人です。お客様は勿論のこと、社員相手でも、まず聞く、聞ける人です。
お客様の要望を、素早く、的確に対応するには、お客様の話をよく聞かなければなりません。その後、具体的な段取りを組むには、社内の関係部署の社員との常日頃からのコミュニケーションが欠かせません。
コミュニケーションに必要なのは聞く事です。仕事の内容や、忙しさの具合とかをよく聞いておきます。いつも現場の職員から話を聞いているので、最近は私が聞かなくても彼らから色々と話してくる様になりました。有難いです。

Q.営業に配属された理由は、あなたのそうしたキャラクターが評価されたのではありませんか。

そうかもしれませんが、私としては、様々な年齢の方々と付き合うのが、唯々楽しいだけなんです(笑)。

Q.最後に、あなたにとって理想のライフスタイルは?

野球用品店のオヤジをやりたいです。グラブを直したり、野球が上手くなるコツを子供に教えてあげたり。10代の頃、野球を一生懸命やってたので、今でも野球が好きなんです。ただ、家のローンがあるし、子供も小さいし、まだ当分先の話ですね。今は頑張って働きますよ。

楽しみですね。お話ありがとうございます。活躍を期待してますので、これからも頑張ってください。