結婚後も続けられる仕事がしたくて転職しました。
前の職場は、残業や休日出勤が多くて、結婚後は続けていけそうにないと思ったんです。
私は、大学(化学専攻)卒業後、測量会社に就職して、環境関連部署の配属となり、そこで水質分析業務に携わっていました。ところが入社8年目に分析業務の休業が決まり、他の部署で働くことになったんです。そこでは自分を成長させていけるような仕事がなかなかできないでいました。
そのような状況の中、今の夫との結婚を考えるようになり、結婚後の生活を思い描くようになって。
残業が少ないこと。他には前職での経験を活かせること。この2つをポイントに転職を考えました。
エルデックを選んだ理由は、分析業務での経験・資格を活かせると考えたからです。また、前職で特別管理産業廃棄物管理責任者としてマニフェストを扱った経験があったので、それも転職の強みになるかもしれないと思ったので。
初めは環境分析課に配属され、その後、下水処理施設などの管理を行う施設管理部の配属となりました。どちらの部署でも水質検査を行い、前職での経験や資格を活かせていると感じます。残業に関しては、ほとんどない状況なので、とても良かったです。
現場作業は、体力・筋力的にも男性の方が適している場面が多いので、男性が多いこと自体は一般的なことと認識しています。
水質分析などの環境分野では女性も多く従事している印象がありますので、作業内容次第なのかなと思います。
実は、私、4人兄弟なのですが、私以外は男兄弟という中で育ってきたので、男性が多いこと自体はそんなに苦ではないんです。逆に、気楽に感じるところもあって(笑)。
その上、学校では男女平等、個性、自分の意見を持つことが大事と教えられてきた世代だと私自身は感じているので、女性だからこうあるべき、といった類の考えには少し苦手意識があります。
例えば、「お茶出し=女性の仕事」みたいな。
男性と女性では体力・筋力的な差異や慣習的な差異もあるので、全て横並びとするのは無理があると思いますが、お互い助け合って作業を遂行するスタンスになればと感じます。
男女でスパッと作業内容を分けずに、共有部分を持たせたりするのはどうでしょうか。例えば、AさんとBさんで共有作業をもって、Aさんが忙しかったらBさんにお願いするとか。全ての面でとは思いませんが、男女間に限らず、複数人ができる作業を増やすことは、業務のパフォーマンス(作業量・質)の向上にも繋がると思います。
最初は仕事上の必要に迫られていくつかの資格を取得していました。基本的にそこは変わらないと思いますが、資格試験のテキストで仕事関連の内容を体系的に学ぶことで仕事の全体像をイメージしやすかったりもしますし、資格は自分の財産になる、とも言いますよね。
最初は分からないことばかりでテキストを見続けるのが苦痛なことも多いんですけど、難解な項目も自分なりに理解できた時には嬉しさもありますし、新しい知識が増えて楽しいと感じるときもあるんですよ。変でしょうか?
社長指示で受験した環境計量士(騒音・振動)ですよね。最初に本屋で過去問集を見たときは思わず本を閉じてしまうくらい難解で・・・。特に物理が。物理なんて勉強したのは高校1年生頃までなので、とにかく受けないで済む方法はないかなぁ、と何度も現実逃避していました(笑)。
一緒に受験する同僚と話をして、お互いに腹を括る事にしました。私は休日に図書館で高校物理・数学のテキスト探しから始めました。会社員になってから仕事関係の資格を数十回は受験してきたので(同じ資格を含めて)、自分なりの試験勉強のやり方はだいたい決まっていました。
それでも今までで一番の長期戦でした。空いた時間はとにかく本を開く、あとは忍耐。そうしたところ、段々と問題を解けるようになるのが、何だか嬉しくなってきて。
近々では、今年度から異動で職場が変わったので、今の施設で作業できる内容を増やしていくこと。
あとは、電気について理解を深めたいです。職場の施設に限らず、世の中これだけ電気で動いている物が多いのに、基本がよく分かっていないので(笑)。
いろいろなことを一遍に取り入れて器用に扱うことは得意ではないので、的を絞って少しずつ仕事への理解を深めていけたらと思っています。
自分の中に専門分野を一つ持ち、そこから知識を広げて行けば良いと思います。最初は興味のあることから、簡単なことであっても構わないので、まずは取り組んでみることが大事だと思います。
それと、女性が仕事をしていく上では家族の協力が必要になってくることがまだまだ多いと思います。私自身も、職場に限らず、家庭でも助け合っていくスタンスを持てるよう意識しています。
様々なご提言を頂きありがとうございます。当社では数少ない女性技術者なので頑張って下さい。
活躍を期待しています。