入学当初から就職するつもりでした。私は、高校3年間、部活(バレー部)を一生懸命やってました。勉強は正直なところ二の次、苦手だったこともあって、就職しか考えていなかったです。高校の同級生は7割が専門学校などに進学、残り3割が就職組でした。
廃棄物の仕事は絶対に無くならないと思ったからです。安定しているかなとも思って。
父親から勧められたからです。同級生の就職組のほとんどが地元企業への就職を希望し、私も地元から離れたくなかったです。父は、それを察して、私が希望した職種で一番良い地元企業はエルデックだと教えてくれたんです。
正直に話してもいいですか?実は、エルデックの会社情報に社員の平均年齢46歳(現在は47歳)とあったので、いろんな意味で大丈夫かなと思ってたんです。でも、実際に働いてみると、歳はあまり気にならないし、問題もありませんでした。父より年上の先輩で、昭和感が漂う人、癖の強い人など色んな方がおられますが、今はその方々の歳は気になりません。
周りをよく見る様になりました。同じ仕事でも、人によってやり方が微妙に違うので、いいところを真似したいなと思って。入社したての頃は、先輩らと上手く話しが出来ず、私が若いのもあって、先輩のほうからも話し難い雰囲気がありました。
だから先輩の仕事をよく見る癖がつきました。大変でしたが今はそれが良かったと思っています。仕事を覚えられたので、今年の秋から個人宅70件の浄化槽管理を任されています。
お客様には、分かりやすい言葉で、丁寧に説明することです。業務では専門用語を使いますが、その中にはお客様が分からない言葉が結構あります。だから、専門用語の使用はできるだけ避けるようにしているんです。
勉強して浄化槽の仕事をもっと任せてもらうようになることです。水の浄化には様々な方法があって、浄化槽にも色々なタイプがあります。それらを勉強しなければなりません。昨年、浄化槽技術管理士を取得しましたが、資格はあっても経験がなければ仕事になりません。勉強して、経験しての繰り返しですね。本当は勉強苦手なんですが(笑)
部活や他の活動でも、とにかく何かを一生懸命やり続けることです。私の場合はバレーでした。一生懸命やると、必ずプレッシャーを感じる場面がありますよね。それに打ち勝てば、というか慣れれば、仕事でも色んなプレッシャーがあるので、上手く働けると思います。
「上手く水が浄化できてるかな」とか、「装置が大丈夫かな」とか、諸先輩にすれば些細なことでも新人にとってはプレッシャーになる事って多いんです。
時間を守る癖をつける事です。仕事は時間厳守なので、出勤時間に遅れたりしないこと、友達との待ち合わせ時間とかも守ることです。
他には、今の仲間との付き合いを大切にすることです。社会人になると、同じように就職した仲間たちと、仕事の話をするのが楽しいし、ストレスの解消にもなりますから(笑)
高校生は、資格も経験もないので、「本当に仕事できるかな」という漠然とした心配をもっていると思います。だけど、やる気があれば大丈夫です。うちの会社は資格取得も支援してくれるので。人間関係も心配だと思います。「知らない年上の人たちと上手くやっていけるのかな」という不安が自分にもありました。私は、分からないことは何事も自分から聞くようにすれば、大丈夫だと思います。学生の時は与えてくれる、教えてくれるのが当たりですが、働けばそうはいきません。自分から聞く、求めるようにすれば、意外と何でも教えてくれます。そうしたら良いと思います。あんまり心配しなくても大丈夫です。
新卒で入社した社員は元々車を持っていないので通勤車を買わなければなりません。特に高校生は、バイトが出来ずお金をもっていないので、親に大きな負担をかけてしまいます。私はお陰様で親が車を用意してくれましたが、これから新卒で入社される方には会社から車購入の補助とかがあれば、その親は本当に助かると思います。
親への配慮ですか。若いのに感心ですね。期待してます。これからも頑張って下さい。